なりわい事例集

vol.10 株式会社第一鉄道

JR東日本グループのユニオン建設株式会社の協力会社として軌道(鉄道)工事に携わり、2001年から北上市を拠点に事業を展開。社会インフラとして欠かせない鉄道の安全・安定輸送を守り支えています。
https://daiichi-tetsudo.com
所在地:岩手県北上市相去町田抱59番地14

離れて気が付く地元の心地よさ

— 地元で見つけた自分が本当に成長できる環境 —

  • #鉄道の安全を守る仕事
  • #家族や友人がいる地元
  • #Uターン
  • #スケジュール管理
  • #北上線
  • #報・連・相の徹底
  • #感謝の手紙
  • #安定した仕事量
  • #安全と安定輸送を守ることで地域に貢献

        たかはし あやな

高橋 礼奈さん(29)

勤続3年/現場事務/
宮城県からUターン

宮城県からUターンされたそうですが、地元に戻ろうと思った理由は何ですか。

宮城県にある大学を卒業後、そのまま宮城県のハウスメーカーに就職して住宅営業の仕事を2年半ほどしていたのですが、仕事がハードで体調を崩してしまったこともあって家族と友人のいる地元に戻ろうと思ったのがきっかけです。

ハウスメーカーの営業の仕事は「自分に向いていないんじゃないか」と悩んでいたので、北上市に戻ってからは短期契約で飲食店の接客や事務など営業以外の仕事も経験しました。それで「事務の仕事が自分に向いている」と思って、本格的に事務の仕事を探そうと思ったとき、この会社で働いている友人から「事務の人を募集するので来てみないか」と誘われたのがきっかけです。

現在の仕事内容は?

弊社では公共交通機関である鉄道の安全を守る仕事をしていて、毎日さまざまな軌道工事を行っています。私の仕事はその工事内容を管理して売り上げを計算することです。軌道工事といっても、例えば「レール交換」の工事では「レールを現場まで運ぶ作業」「レールを研磨する作業」など、「レール交換」を行うために付随する作業が多く発生します。そういった作業すべてを工事管理者が実績としてまとめ、私はそれを集計して工事進捗の確認と売り上げの計算を行っています。

☆社員みんなで考えたポスター。東北本線の車内に掲示中。

宮城県からUターンしてどんなとことが地元の良さだと感じてますか?

家族や友達が身近にいるというのが地元の一番の良さだと思います。私は親元を離れたいと思って宮城県の大学に行って就職しましたが、宮城県で働いていたときは平日が休みで、それ以外の休みも全然取れなかったので、休みの日に人と気軽に会うということがなかなかできませんでした。そのせいで休みの日も仕事のことばかり考えていて、リフレッシュもできませんでした。でも地元に帰ってくると、例えば仕事で失敗したときにすぐに会える友達がいて、話すと意外にすっきりすることがあると地元に帰って気づきました。

やりたいことや夢がある人だったら都会でもがんばれると思うんですけど、私もそうでしたが特にやりたいこともないまま働いていると、仕事が大変になったときに息が詰まるというか生きづらくなると思います。その点、地元だと何かあったときに助けてくれる友達や家族がいるし、会社の人には相談しづらいような些細なことでも気軽に話せる友達がいる地元は、離れて暮らしてみてその良さを改めて実感するようになりました。

実際に働いてみた感想は?

私は単純なので、褒められたり頼りにされたりするとうれしいです(笑) 最初は現場の言葉もわからなくて苦労しましたが、今では書類をつくるときに「これはどうすればいい?」と私に聞いてきてくれる方も増えて、そういうことがうれしいですし、自分の成長を実感するときでもあります。

仕事をするうえで大切にしていることは?

2つあって、1つはスケジュール管理です。私は月ごとにカレンダーをつくって、この日までにこの仕事を終わらせるという感じで日程を決めて作業を行っています。また、作業が終わったら色付けして作業の進捗がひと目でわかり、作業漏れもないように工夫しています。あと1つは報・連・相の徹底です。私の仕事は他の事務の方よりも現場の方や元請けさんと1人で打ち合わせする機会が多いので、「私だけが知っている」という状態にならないように、会社に伝えた方がいいことは早め早めに報告するようにしています。私は忘れっぽいので、そうすることで「あの書類終わった?」という感じで上司から聞いてもらえたりもするので、作業漏れの防止にもつながっています。

職場の雰囲気は?

みなさんフレンドリーで親しみやすい方が多いので、私もわからないことも気軽に聞くことができました。それに忙しいときは労いの言葉をかけてくれたり、趣味の旅行に行ったら「どうだった?」と私に聞きにきてくれたりして、それくらいみなさん親切で仲がいいですし、雰囲気も良いと思います。

第一鉄道の魅力は?

さまざまな資格を取得してスキルアップを図れることです。資格取得に関わる費用は会社がすべて負担してくれますし、資格を取得すればできることも増えて、やりがいもひろがっていくと思います。それに土日以外の日でも休みが取りやすいのも魅力です。現場の人たちも率先して休んでいて、「休みは何をした」という話が聞けるのも楽しいです。

今後の目標は?

軌道工事の現場事務の仕事を担当してもうすぐ3年になりますが、工事の種類が本当にたくさんあって、まだまだすべてを理解できているわけではありません。今はもう1人ベテランの方がいて、その方と一緒にダブルチェックしながら現場事務の仕事を進めています。
その方は軌道関係の仕事にずっと携わってきて、現場のことも詳しくて知識も豊富なので、その方にも学びながら今後は現場事務の仕事を1人でもできるようにしていきたいです。

上司の

        たけだ たけし

竹田 剛さんにも
お話聞きました!

高橋さんの仕事に対する姿勢、取り組み方はいかがですか?

竹田所長)軌道の仕事は建設業のなかでも特殊で、その現場事務を担当するとなると、わからないことだらけで大変だと思います。でも、高橋さんは物怖じしないというか、フレンドリー過ぎるというか(笑)

わからないことや疑問に感じたことはすぐに質問したり確認を取ったりして、その場で解決して仕事を進めていくので、現場事務の仕事に責任感を持って一生懸命取り組んでいるのが周りにも伝わっていると思います。元請けさんのところにも最低週に1度は1人で出かけて行って細かい打ち合わせもしてきます。そのフットワークの軽さは会社としても助かりますし、元請けさんの信頼も厚いので頼もしい存在です。

髙橋さんの今後に期待することは?

竹田所長)会社として資格取得を応援しているので、例えば簿記の資格とか興味のある資格があったらどんどんチャレンジしていただきたいですね。

高橋さん)私も最初は簿記の資格を取得しようと思っていたんですけど、現場事務の仕事をしていて、今はExcelの資格を取りたいなと思っているんです。

竹田所長)あ、いいね! そこを覚えてもらえると俺もうれしい! パソコン弱いんで(笑)

☆有給休暇の利用促進と社内共有のため、ホワイトボードの休む日に名前を記入し“見える化”。誰かが名前を記入していると他の人も記入しやすいという効果も。

竹田所長は勤続21年。軌道工の仕事のやりがいは?

竹田所長)この前、高校時代に北上線を利用して学校に通っていた方から「いつも除雪してくれてありがとうございました」という感謝の手紙をいただいて感動したんですよ(笑)昔は、鉄道はあって当たり前だと思っていて意識していなかったんですけど、東北本線はもちろん存続が危ぶまれている北上線も地元の人にとっては大切な交通手段ですから、今ではその安全と安定輸送を守ることで地域に貢献できる誇りある仕事だと思っています。確かにキツい仕事ではありますが、キレイな線路ができたときはやりがいを感じますし、たくさんの人に鉄道を利用していただきたいと思います。

☆社内に大切に展示されている感謝の手紙。

長く働いていて改めて第一鉄道の魅力とは?

竹田所長)JR東日本グループの仕事をしているので仕事量が安定していて、途切れることがないので安心して働ける点が魅力ですね。それに先ほど「キツい仕事」と言いましたが、弊社では機械化に積極的で、軌道業界で初めて導入したアタッチメントは、今まで油まみれになって10分以上かけて行っていた作業をわずか1~2分で完了する画期的なもので、業界関係者が見学に来るほどです。そうした新しいことにも挑戦しながら、働きやすい職場づくりにも取り組んでいるので、小さい会社ではありますが、まだまだ伸びしろがあると思います。それに福利厚生面も充実しています。手当の多さは同業他社と比べても負けていないと思いますし、休みを取りやすい環境づくりも会社として取り組んでいて、現在では現場の社員も積極的に休みを取るようになっています。

高橋さん)そういえば所長代理もお子さんが生まれるので「プレパパ・ママ教室に参加する」って今日お休みですよね。

竹田所長)そうそう(笑) そういう意味では弊社は小さな子どもがいる共働きの家庭が多いんですが、夜勤の仕事が主になるので、子どもが急に熱を出したりして奥さんが昼間の仕事で休めないときにお父さんが病院に連れて行くという役割分担ができていて「便利」という話もよく聞きます。そういう部分も魅力かもしれないですね(笑)

高橋さん)所長も結婚記念日に休みを取って花巻温泉に毎年行くんですよね。

竹田所長)4月にね(笑)

高橋さん)実は竹田所長とは不思議な縁があって、私の母が中学校の先生をしていて、竹田所長が中学2年生のときの担任だったんですよ(笑) 家で所長の楽しいエピソードを話していたら母が「ひょっとして?」と気づいて、学区もいっしょだったので判明したんです。家庭訪問にも行ったみたいで(笑)

竹田所長)びっくりだよね(笑) それくらい、みんな仲の良い職場です(笑)

*最後までお読みいただきありがとうございました。

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