vol.13 株式会社小原建設

1957年に創業。『どこでも通用する技術者』を育てることを会社の方針とし、病院や工場倉庫の設計・施工などの建築工事、さらに大規模な橋や高速道路の建設といった高い技術と信頼性が求められる国営土木工事に携わる総合建設会社です。
https://www.obara-c.co.jp
所在地:岩手県北上市村崎野15地割312番地8
信頼を集めて力に
— 後輩たちに受け継がれる想い —
- #初めての女性技術者
- #岩手県立産業技術短期大学校
- #建築科
- #施工管理
- #現場の安全
- #作業員さんも働きやすい
- #お互いに助け合えるような関係を築く
- #どこでも通用する技術者を育てる
ふじい なつこ
藤井 夏子さん(28)
勤続8年/
建築現場の施工管理

—株式会社小原建設で働きたいと思った理由は何ですか?
私は産技短(岩手県立産業技術短期大学校)の建築科出身なのですが、就職活動をするときに株式会社小原建設で女性の技術者を探していると聞いて、チャンスかなと思って選びました。社員の方はやさしくて親切ですし、私は現場中心で働いていますが、たまに本社に出社したときも、みなさん気軽に話しかけてくれるので気持ちよく働けています。
—仕事のやりがいは何ですか?
株式会社小原建設では公共の建物から工場や倉庫まで幅広く手掛けていて、建物も大きいですし、実際にその建物ができあがっていく様子を間近で見られるのも楽しいです。それに建物が大きくなればなるほど完成したときのインパクトも大きくて、しかもそれがずっと残るものだと考えるとすごくやりがいがあります。
—工期の長い仕事を担当することが多いそうですが、大変なことは?
最近の現場も工期が19ヵ月でしたが、工期の長い短いに関係なく現場でやることは同じです。ただひとつの作業にかかる時間が長いか短いかという違いだけなので、それで大変だと思ったことはないです。もちろん細かく言えば仕事をしているとさまざまな検討事項も出てきますが、それはどの現場も同じです。むしろ、そうした検討事項をひとつひとつクリアしていくのが私は好きですし(笑)、検討事項が多い方が、建物が完成したときの達成感も大きいので、そういうのは苦になりません。
—仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
いろいろな業者さんとかかわってひとつの建物をつくっていくので、お互いに助け合えるような関係を築けるように、そういった業者さんとのコミュニケーションを大切にしています。それと職人さんが働きやすい環境をつくることも大切で、それが最終的には現場の安全にもつながると思うので、職人さんが働きやすい、事故が起きない環境づくりも心掛けています。
—いろいろな業者さんとコミュニケーションを円滑にする秘訣は何ですか?
例えば現場の職人さんだったら、作業について質問すると丁寧に教えてくれますし、ちょっとした雑談をしたりしているうちにいろいろな話ができるようになってくるので、そうなってくると仕事も円滑に進むような気がします。
—藤井さんは株式会社小原建設における女性技術者第1号とのことですが、男女の違いで苦労されたことはありますか?
私は入社して8年になりますが、今まで男女の違いを意識したことはないです。多分、私よりも周りの社員さんたちがいろいろ気を遣っていただいていたのかもしれないですけど(笑) 私は技術者として一生懸命仕事をするだけなので……。でも、現場の施工管理といっても時には重いモノを動かしたりするような力仕事もあるので、そういう部分を手伝ってもらったりしているところはあります。

—藤井さんに憧れて、産技短の後輩が今春入社されるそうですね。
昨年と今年2年続けて産技短に呼んでいただいて、建築科の1年生を前に仕事のことについて話をする機会をいただきましたが、後輩から憧れられるような特別にすごいことを話した気もなくて(笑) でも、後輩から「私がいたから入社を決めた」という話を聞いたときはすごくうれしかったですし、励みになりました。
—建設業の魅力について、どんなお話をされましたか?
建設業というのは今後生活していくなかでも必要な仕事です。さらにその現場の施工管理という仕事は、建物ができていく過程にずっと携われるので、ある意味で「自分が建てた」と言える仕事で、すごくやりがいがあるということはいつも伝えるようにしています。

☆母校の産技短で後輩たちに仕事の魅力を伝える藤井さん。

採用・ブランディング担当の
ふじもと とおる
藤本 徹さんにも一緒に
お話聞きました!
—藤井さんの仕事に対する姿勢、取り組み方はいかがですか?
藤井は工期が19ヵ月に及ぶ大きな仕事を終えたばかりです。その責任たるや非常に重いものがあったと思うのですが、その仕事もきっちりこなして、しかも周りにそれをひけらかしたりもしません。それに、いつもひょうひょうとしているので周りに安心感を与えてくれますし、業者さんや発注者さんからも信頼されていて、非常に得難い技術者だと思います。
—藤井さんの強み=良さはどんなところですか?
藤井も話していましたが、いろいろな業者さんとコミュニケーションを上手に取って仕事ができるところだと思います。施工管理の仕事は自分で鉄筋を組んだりするわけではないので、その人たちに気持ちよく働いてもらうためにはどうするのか……。安全に、しかも工程通りにしっかり作業を終わらせるためには、藤井も「お互いに助け合えるような関係を築く」と言っていましたけど、作業がひとつスケジュールよりズレ込むと、それが後ろの工程にも影響を与えて工期遅れにつながってしまうわけです。そこをいろいろな業者さんにも助けていただきながら上手に調整して、19ヵ月の工期のなかに納めるわけですから、そこが藤井の素晴らしいところだと思います。
—そのコミュ力の高さはどこで学んだんですか?
藤井さん)現場の上司の方たちがそういう風にされていたので、それを真似しているだけです。でも、自分でやってみて、コミュニケーションはやっぱり大事なことだと思いました。

—藤井さんの今後に期待することは?
春には藤井に憧れて入社してくる女性技術者がいます。その他にも3名の女性が今後入社する予定で、女性技術者は全体で6名になる予定です。藤井はその中でも8年と長く働いていて、ひとりの技術者としても頼りになる存在ですから、女性はもちろん後輩技術者が目標とするような技術者になって今後も活躍していってほしいと思います。
—キャリア支援などの取り組みは?
土木なら土木、建築なら建築で必要な資格がありますので、そういうものはすべて会社負担で取得できて、スキルアップを図れるようにしています。会社が個々のスキルに合わせて取得計画を立てます。
—今後、女性技術者がさらに増えるそうですが、女性が働くうえで配慮している点などありますか?
藤井も先ほど「男女の違いで苦労したことがない」と言っていましたが、私たちも一緒に働く以上は男女に関係なく、藤井もひとりの技術者として他の人と同じように見ていて、そのうえで優秀な技術者だと評価されています。男性だろうが女性だろうが、優秀な人は優秀ですからね。ただ、今後は女性技術者がさらに増えてくるので、そうなったときは環境面などいろいろな要望が出てくると思います。そこは藤井を中心に遠慮なく会社に言ってもらって、話し合いながら柔軟に変えていければと思っています。
—株式会社小原建設で働く魅力はどんなところですか?
弊社では「どこでも通用する技術者を育てる」ということを大切にしています。これは株式会社小原建設に入社される新卒者にも話すことですが、自分が身につけた技術は裏切らないんですよ。きちんとした技術さえ身につけていれば、どこに行っても通用し、安定した存在になれます。株式会社小原建設では建築工事では病院などの公共施設から工場や倉庫などの設計・施工まで、土木工事では高い技術と信頼性が求められる国営土木工事にも携われて、最先端のICT技術も活用してさまざまな経験を積みながら、ひとりの技術者として成長していくことができます。建築工事や土木工事のすぐれた技術者をめざすなら、株式会社小原建設はとても良い環境だと思います。

☆産技短で後輩たちの質問に答える藤井さん
*最後までお読みいただきありがとうございました。
